桑沢賞と戸村浩先生


5月、桑沢デザイン研究所の卒業生にとっては非常に名誉ある桑沢賞というものを頂きました。
桑沢賞とは世の中で活躍している桑沢卒業生にその年2〜3名に贈られる賞で、今年で21回目を迎えます。僕にとって、賞というものはあまり縁の無いもので特に意識したことがなかったのですが桑沢賞に関しては一つのデザインに対するものではなく、卒業してから今日までの活動全てに対する評価として捉えていましたので非常に喜んでいます。受賞者にはトロフィー、表彰状が贈られるのですがこれが何とも良いのです。
写真右のトロフィーは日本を代表する彫刻家、佐藤忠良先生の作品で桑沢洋子先生の若かりし頃の顔のブロンズ像になります。ブロンズの佇まいが何とも良いです。
トロフィーの隣にある色鮮やかな"MOVE FORM"という作品が本年度の表彰状。戸村浩先生による作品でこれが僕にとっては非常に重要なものとなりました。
以前から先生の作品は拝見していて是非お話をしたいと思い、先生の作品集「基本形態の構造」を携えて受賞式に向かったのですが、残念ながらその日は会えず、後日、桑沢の先輩方のおかげで栃木県にある先生のアトリエを訪ねることができました。
戸村先生は以前桑沢でも教鞭をふるっていたのですが、現在は栃木のアトリエで研究を続けている。
以前は柳工業デザイン研究会に在籍していて柳宗理氏に師事していた経歴を持っている。
先生の研究は見ていて非常に興味があるのですが僕にはその原理を理解することはほぼ不可能に近かった。ただ出来上がる構造体は見ていて本当に感激する。
色々な話の後にミーハーな僕は携えた本に一筆お願いしたところ、「この本、状態が良いから書くのもったいないなあ、今度カードを贈るからそれを挿んでおきなよ」と意外なお返事を頂いた。
後日、先生から封筒が贈られてきて、中にはメッセージが添えられたカードと以前行った展示の図録が入っていました。先生本当に有り難うございます。
桑沢賞のおかげで貴重な経験をしました。改めて感謝しています。









お土産に頂いた"MOVE FORM"と「基本形態の構造」







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